永藤 堺市長は、2021年2月「堺市財政危機宣言」を発出。「財政危機脱却プラン」を示し、様々な市民サービスを削減中です。しかしその一方、市長肝入りである大小路交差点の改造やSMI(サカイモビリティイノベーション)には、20億円を超える公的資金を投入すると発表しました。
「財政危機脱却プラン」の取り組み期間は、令和3年度から令和 12 年度までの 10 年間です。今後もさらなる市民サービス削減が計画されています。
永藤市政がカットした・しようとする事業の一例
・第2子以降の保育料無償化
(無期延期→2023年選挙前に、所得制限有へと変更。しかし対象が約1/10に縮小)
・おでかけ応援バス(議会で二度否決)
【朝日新聞2022/4/8】「おでかけ応援」再提案も否決 堺市議会 「もう一度提案難しい」
【大阪】65歳以上の堺市民が市内の路線バスなどを1乗車100円で利用できる「おでかけ応援制度」。対象を70歳以上に段階的に引き上げる市の改正案が、市議会で2度にわたり否決された。
…30年度末に枯渇を予想していた市の基金が、税収の上ぶれなどで当面枯渇しないという市の見通しも出たばかりだった。3月24日の本会議で否決され、賛成は大阪維新の会だけだった。
https://www.asahi.com/articles/ASQ476QBMQ3TPPTB00F.html
https://twitter.com/TsubakiHidamari/status/1650498034717827073/photo/1
・無料の放課後学習支援事業「マイスタディ」の突然の廃止
http://www.sakai.ed.jp/weblog/files/sakai162/doc/75533/5169097.pdf
https://fuchigami.info/wp-content/uploads/2019/02/%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E5%A0%B1%E5%91%8A24.pdf
・泉北高速通学定期購入補助の廃止(2023年1月末受付終了)〈堺市HP〉
予算は年間2000万円以内
https://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/doro/toshikotsu/senbokutsuugakuteiki.html
・日高少年自然の家の廃止(2022年3月末)〈堺市HP〉
堺市立日高少年自然の家は、東日本大震災以降、利用者が減少していること、施設の老朽化に伴い維持管理に係る費用が増加していること等をふまえ、令和4年3月31日をもって施設を廃止しました。
https://www.city.sakai.lg.jp/yoyakuanai/bunrui/koen/yagai/hidaka_close.html
・東吉野キャンプ場事業等運営負担金の削減
・児童自立支援施設建設の中止
【ヤフーニュース幸田泉】堺市の児童自立支援施設「建設中止」問題が住民訴訟にhttps://news.yahoo.co.jp/byline/koudaizumi/20230113-00332587
・コミュニティサイクルの事業終了(2022年3月末)〈堺市HP〉
平成 22 年より運用しておりました「さかいコミュニティサイクル」ですが、機器(貸出、返却ゲートや駐輪ラックなど)や運用システム、また貸自転車の老朽化など事業の継続は困難と判断し、令和 4年3月31 日(木曜)をもちまして事業終了しました。
https://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/doro/jitensha/cycle/75413420211221172020808.html
・交通事故相談の体制縮小
その他「財政危機脱却プラン」には載っていないが、人知れずなくなった市民サービスも多数
・学校給食費の値上げ
〈朝日新聞 2019/8/8 大阪〉堺市が給食費値上げへ 保護者の意見聴取なくhttps://www.asahi.com/articles/ASM825PXJM82PPTB00B.html
・無料がん検診
竹山前市長が無料化したがん無料検診を永藤市長は拡充を公約していたにも関わらず、2023年3月末に廃止予定。現在、2024年3月末まで期間限定で延長中。
堺市民の対象の方は令和6年3月31日まですべてのがん検診が無料で受けられます。https://www.city.sakai.lg.jp/kenko/kenko/kenshin/40014820221114101600352.html
がん検診受診促進強化期間を設定し、5がん(胃・肺・大腸・子宮・乳がん)検診自己負担金無償化を実施(平成30年度・令和元年度:2018年~2019年)
がん検診受診促進強化期間を延長し、5がん及び胃がんリスク検査、前立腺がん検査自己負担金無償化を実施(令和2年度・3年度:2020~2021年)堺市のがん対策の取り組みについてhttps://www.city.sakai.lg.jp/shisei/gyosei/shingikai/kenkofukushikyoku/kenkobu/df_filename_704008.files/05_siryou2.pdf
※竹山氏の堺市長在任期間:2009年10月8日 – 2019年4月30日
・阪堺線支援の終了(均一運賃の継続が今後未定に)
〈朝日新聞 2020/2/29〉大阪・堺市、阪堺線支援を9月終了 均一運賃維持は未定
〈産経新聞 2020/6/30〉阪堺電車10月から230円に値上げへ
・保育教諭等充実補助費の削減〈堺市HP〉
陳情62号 行政にかかる諸問題について
保育教諭等充実補助費については、非常に厳しい財政状況の中で、これまでの在り方を抜本的に見直す予算編成を行う必要があり、民間認定こども園・保育所運営補助金についても、事業見直しせざるを得なかったものです。また、令和4年度においても、引き続き厳しい財政状況であつたことから、同水準の予算計上となったものです。https://www.city.sakai.lg.jp/shigikai/kaigi/giansyo/0403-tinjo.files/0404-tinjokaitou.pdf
・高齢者の無料歯科検診
2年の試験期間で竹山市政において始まった市民サービス。受診率が6倍に増え、高齢者の健康にも役立ち、市民から歓迎されたサービスでした。たった年間1300万円の予算でしたが、延長することなく終了しました。
・高齢者住宅改修事業(令和3年3月で廃止)
・アートクラブグランプリin SAKAI
全国の中学校美術部を対象にした唯一の公募展を堺市が毎年開催していました。しかし予算が付かなくなり、第14回2021年が最後となりました。
https://kyodonewsprwire.jp/release/202012148535
など多数
【参考】堺市財政危機脱却プラン(案)2021年10月発表https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/gyosei/kaikaku/kaikakusuishin/73686520230127165557541.html