大阪都構想に賛成した数少ない学者の一人で、過去には大阪市特別顧問も務めていた経済評論家・高橋洋一氏。維新の会の、いわゆる“御用学者”として知られる存在です。
同氏は維新の会の政策ブレーンとして政党助成金(原資は公金です!)から毎月220万円もの報酬を受け取り、2022年時点で維新の会からの支払いは計1億5000万円以上にのぼります。
「身を切る改革」のコストカットでおなじみの維新の会ですが、ここについてはコスト度外視の大盤振る舞いようです。
※大阪市特別顧問としての報酬は別途大阪市から支払われている。
※都構想に反対した学者は、所見を表明しただけでも2015年住民投票では108名、2020年住民投票では132名。(当然、無報酬)
なお、同氏は2009年に温泉施設のロッカーから高級腕時計などを盗んだとして窃盗容疑で書類送検されています。当時勤めていた東洋大学は「大学の品位を傷つけた」などとして高橋氏を懲戒免職処分としています。
※大阪市特別顧問に就任したのは、その3年後の2012年、橋下市政時。
2023年現在、大阪市特別顧問には、高橋氏と同じ政策工房の原英史氏、大阪都構想の理論的支柱である上山信一氏、大阪ワクチンのアンジェス森下竜一氏、コネクティングルーム出張で話題となった和泉洋人氏など、維新の会に繋がりの深い面々がその名を連ねています。
※政策工房…高橋氏が会長、原氏が社長を務める政策シンクタンク。
http://www.seisaku-koubou.co.jp/about.html
毎月220万円、維新の会の政党助成金から高橋洋一氏に支払い
元財務官僚の高橋洋一氏、窃盗容疑で書類送検〈J-CASTニュース 2009/3/31〉
温泉施設のロッカーから高級腕時計などを盗んだとして、警視庁練馬署は2009年3月30日、元財務官僚で東洋大教授の高橋洋一容疑者(53)を窃盗容疑で書類送検した。
https://www.j-cast.com/2009/03/31038544.html
【参考】現在の大阪市特別顧問
「大阪都構想」を逃せば大阪の衰退はさらに進む 高橋洋一氏
〈ダイヤモンドオンライン 2015/4/30〉
「大阪都構想」の賛否を決める大阪市民対象の住民投票が、27日告示された。「大阪都構想」は大阪市の代わりに今の行政区を5つの特別区へ格上げするものだ。
https://diamond.jp/articles/-/70878
上山信一氏の略歴抜粋(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%B1%B1%E4%BF%A1%E4%B8%80
- 2008年4月 – 大阪府特別顧問
- 2011年6月 – 12月 大阪維新の会政策特別顧問
- 2011年12月 – 大阪市特別顧問
- 2012年4月 – 愛知県政策顧問
- 2012年 – 2013年 未来政治塾講師[6]
- 2016年 – 維新政治塾講師(3期[7]・4期[8]・5期)
- 2016年9月 – 2018年3月[9] 東京都顧問及び特別顧問
- 2016年 希望の塾講師
- 2019年8月 – 2020年3月 あいちトリエンナーレ2019検証委員会副座長[10]
- 2020年4月 – 堺市戦略アドバイザー
…
著書「大阪維新」は地域政党・大阪維新の会の「基本的な考え方と指針」になっており、大阪都構想の理論的支柱となっている[11]。