日本維新の会は、地方議員の立候補前の3か月前からの居住要件の撤廃を求める法案を、衆院に提出。
音喜多政調会長は「多様な人材の確保」のためというものの、全国で居住要件を満たさず、当選無効が維新の議員に相次いでいるからでは?との指摘が殺到している。
2022年参院選の東京都選挙区から立候補していた海老沢由紀氏は当時、現職の大阪市議でありながら、なぜか東京在住。「東京在住で大阪には出稼ぎ」なのであれば、失職するはずだが、この法案が通れば合法となる。
地方議員は地元の公園や子育てなど、地域密着の政策をチェックする立場から、居住要件があるのだが、松井一郎氏は、X(旧Twitter)で「僕は八尾市に居住していますが、大阪市の状況は把握していた」と発言。
「270万人もの都市を、一人の市長では見られない」と、大阪都構想を進めたのではなかったのか?
維新が地方選の居住要件撤廃を含む法案提出 狙いは「党利党略」?<朝日新聞2023/11/7>
日本維新の会は7日、地方議員選挙における居住要件の撤廃を含めた「選挙等改革推進法案」を衆院に提出した。多様な人材確保のためとしているが、同党ではこれまで、居住要件を満たさない地方議員の当選無効が相次いでおり、その狙いを「党利党略」といぶかる見方も出ている。
現行の公職選挙法は地方議員選について、立候補する自治体に3カ月以上の居住実績を求めている。維新の音喜多駿政調会長は、国会議員や首長の選挙にはこの規定がないと指摘したうえで、「(地方議員との)整合性がとれていない」と法案提出の狙いを説明。「多様な人材の確保の観点から見直していくべきではないか」とも語った。
https://www.asahi.com/articles/ASRC76D5VRC7UTFK015.html
地方選の居住要件撤廃へ法案=維新が提出、「我田引水」批判も<時事通信2023/11/11>
日本維新の会は、地方議員選挙への立候補者の居住要件の撤廃を盛り込んだ「選挙等改革推進法案」を今国会に提出した。維新の地方議員は当選後に居住要件を満たしていなかったとして当選無効となるケースが相次いでおり、他党から「我田引水だ」(立憲民主党幹部)と批判を受けている。
公職選挙法は、都道府県議選や市区町村議選に立候補するには、当該自治体に3カ月以上の居住が必要と定めている。総務省の担当者は「地方は地縁的社会のため、代表者の選出には一定の居住関係が必要だと考慮した規定」と説明する。
https://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E9%81%B8%E3%81%AE%E5%B1%85%E4%BD%8F%E8%A6%81%E4%BB%B6%E6%92%A4%E5%BB%83%E3%81%B8%E6%B3%95%E6%A1%88-%E7%B6%AD%E6%96%B0%E3%81%8C%E6%8F%90%E5%87%BA-%E6%88%91%E7%94%B0%E5%BC%95%E6%B0%B4-%E6%89%B9%E5%88%A4%E3%82%82/ar-AA1jKNvn
「東京の東雲に住んでます」維新・海老沢前大阪市議に「居住実態」重大疑惑、再び<週刊現代2022/6/19>
大阪府議が東京から通勤
7月10日投開票とされる参院選で東京選挙区から立候補予定の日本維新の会・海老沢由紀氏が、大阪市議の身分のまま、一ヵ月以上、東京都内で政治活動を続け、地元を不在にしていることが波紋を広げている。
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大阪市議会議員は「大阪市内の居住実態」がなければ、失職することになるということだ。
…「大阪には出稼ぎなんです」
読売新聞でも一ヵ月以上、東京都内で活動しているという報道があったが、編集部が入手した海老沢氏の録音などにも、有権者に対して「(東京都江東区)東雲に住んでいる」と発言をしていることが明らかになっている。
4月17日13時40分頃・場所は、中央区有楽町のイトシア前で、今、どこに住んでいるかを尋ねたところ、「東雲で、大阪には出稼ぎなんです」と発言。そのひと月後の5月17日18時10分頃・場所は、江東区東陽のホテルイースト21東京に有権者を前に「(東京都江東区)東雲に住んでいる」と発言している。
https://gendai.media/articles/-/96482