大阪府守口市議会は23日の本会議で、市が補助金の交付対象を拡充した過程が不適切だったとして、瀬野憲一市長らに対する辞職勧告決議を賛成多数で可決した。これに先立ち、交付を巡って設置した調査特別委員会(百条委員会)が「市長の資質に重大な疑問を抱く」と結論付けた報告書を決定。決議に法的拘束力はなく、瀬野氏は続投の意向を示した。
産経新聞2024年12月23日の記事より引用する。
大阪府守口市議会は23日の本会議で、市が補助金の交付対象を拡充した過程が不適切だったとして、瀬野憲一市長らに対する辞職勧告決議を賛成多数で可決した。これに先立ち、交付を巡って設置した調査特別委員会(百条委員会)が「市長の資質に重大な疑問を抱く」と結論付けた報告書を決定。決議に法的拘束力はなく、瀬野氏は続投の意向を示した。
市は今年度予算案の編成過程で、文化芸術活動の振興を目的とした「社会教育関係団体補助金」を50万円から100万円に増額。新たな交付先となった市スポーツ協会は、瀬野氏が所属する政治団体・大阪維新の会の府議(当時)が会長を務めていた。
議会は増額の説明がなかった点を問題視し、百条委を設置。報告書で、政治的関係を背景とした「理由なき増額」との疑念を招かないよう慎重な検討が必要だったのに、短期間で決めた点に触れ「市民目線が欠如している」と指摘した。本会議では須田弘樹副市長への辞職勧告も可決した。
産経新聞2024年12月23日の記事より
百条委員会といえば、この記事が出ている2024年12月現在、岸和田市でも百条委員会が設置されている。
また2021年の冨田裕樹 池田市長(当時)の職員へのパワハラ疑惑、サウナ持ち込み等で百条委員会が設置されたことも記憶に新しい。「身を切る改革」をいう維新の不祥事での百条委員会設置や辞職に伴う選挙など、市民こそが身を切られてしまっている残念過ぎる事件が続いている。
今回の件でも議会軽視・無視が維新らしいと言えるが、気がかりなところだ。今後も注視せねばならない。