維新府議、大阪府議選で支援者名義を無断使用か 人件費計上も

#違反・脱法行為
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日本維新の会の西田薫衆院議員が2023年4月の大阪府議選出馬の歳、選挙運動費用の収支をまとめた報告書に、選挙運動に従事した人として、支援者らの名前を無断で書き込んでいた疑いがあることが判明しました。西田氏は「報告書作成に当たったのはボランティア。誤解して記載したので、違法性の認識もなかった」と弁明しています

毎日新聞2025年6月19日配信記事を引用する。

日本維新の会の西田薫・衆院議員が2023年4月の大阪府議選へ出馬した際の選挙運動費用の収支をまとめた報告書に、選挙運動に従事した人として、支援者らの名前を無断で書き込んでいた疑いがあることが判明した。

いずれも西田氏側から報酬が渡ったことになっていたが、一部の支援者は取材に「報酬を受け取っていなかった」と証言した。西田氏側は「誤った記載をしていた」として18日までに選挙運動費用収支報告書を訂正した。

西田氏は24年10月の衆院選で公明党前職らを破り、初当選した当選1期目の衆院議員。以前は府議で、23年4月9日投開票の府議選で5選を果たした。報告書は投開票から12日後、府選挙管理委員会に受理された。  報告書によると、「支出の部」には支援者ら男女9人の名前があり、それぞれが事務員や車上運動員として働いたとして、陣営側が投開票日に人件費計79万円を支払ったとしていた。支援者らが報酬を受け取った証明資料として領収書も添付されていた。  

しかし、報告書に事務員として名前があった50代男性は「告示前の作業を多少手伝ったものの、選挙期間中は働いておらず、報酬も受け取っていない」と証言。24年10月ごろ、報告書に自身の名前が記載されていることに気づき、党幹部に報告したという。  男性は投開票日後に、西田氏から白紙の領収書に名前を書くよう頼まれた。これが何者かによって書き足され、男性の領収書として報告書に添付されていたとしている。  車上運動員とされた80代女性は「お茶出しやシール貼りはしたが、もう高齢だし、車上運動員はできない」と説明した。報酬は受け取っておらず、名義が使われていたことも知らなかったというが、24年10月ごろ、西田氏が「預かっておいてほしい」と現金入りの茶封筒を持ってきたという。  

事務員とされた別の80代女性も、報告書に添付されていた領収書について「自分の字ではない。そもそも(自宅の)住所の部屋番号が間違っている」と話した。やはり24年10月ごろ、西田氏から報酬分とみられる現金を手渡されたという。  

公職選挙法は、報告書に意図的に事実と異なる記載をすることを禁じている。  

西田氏側は府選管に、9人に対する79万円の支出はなかったとする訂正を届け出ており、取材に「作成に当たったのはボランティアの方々で、参考書式を見て誤解して報酬を支払ったと記載してしまった。経理上の問題はなく、違法性もなかったと認識している。このようなことがないよう努める」としている。【国本ようこ、飯塚りりん、岩崎歩、高良駿輔】

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