東京都総支部「東京維新の会」所属の鈴木妃呂子・大田区議が2024年12月12日、維新現職の国会議員から「セクハラ」を、同僚の区議から「パワハラ」をそれぞれ受けたとして、都内で“告発会見”を開いた。
日刊ゲンダイDIGITAL記事(12月13日)より引用する。
鈴木妃呂子 大田区議は、2023年4月の大田区議選で初当選。その直後から
「覚えのないことで呼び出され、同僚区議4人に囲まれ高圧的な態度で怒鳴られた」
「駅前の街宣中に先輩区議に怒鳴られ、その場で号泣してしまった」などと、度重なるパワハラ被害を訴えた。
2023年夏頃には「東京維新の会のお祝いの席で、同会所属の現職国会議員に、一瞬ではなく長い時間、おしりを触られた」と告白。
また、都内の地方議員からは「一昨年から、挨拶のように胸をトンと触られたり、街宣車の上でおしりをしつこく触られる」こともあったという。
会見では、弁護士と協議した結果として、おのおのの議員の実名は明かさなかった。こうしたハラスメント被害で心労が重なったことで、徐々に議員活動に支障を来すようになったといい、今年6月には適応障害と診断された。
質疑応答の途中、セクハラ被害について質問されると過呼吸を起こしてしまい、会見は打ち切られた。
鈴木区議の告発に対し、東京維新の会は12日夕方、コメントを発表。パワハラの事実は「確認できない」とし、セクハラについては「事実無根」だと反論した。
維新のハラスメント騒動は昨年も勃発していた 。維新の会のハラスメント騒動は今回に限らない。
2023年11月には、長崎県総支部の長崎市議3人が「県総支部の執行部からパワハラを受けた」などとして離党。
2023年5月には、大阪維新の笹川理府議が女性の大阪市議に性的関係を求めるようなLINEを送っていたことが発覚。パワハラやストーカー行為も認定され、除名処分となった。
その後、大阪維新が所属議員を対象に調査をしたところ、新たに5件のハラスメントが判明。議員ら5人を口頭で厳重注意。
「もともと体育会系気質がひどく、鈴木さんのような不満はあちこちで聞こえてきます。こうした体質のまずさは東京や大阪だけじゃなく、全国どこの支部でも同じでしょう」(維新関係者)
以下の事件も現在、維新ペディアが記したばかりだ。いずれも今後、更に注視してゆかねばならない。