外国パビリオンが遅れているのは外国政府の責任?

#大阪・関西万博
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万博工事が間に合うのか?
建設業連合会長が「間に合わない」と、記者会見したのが、6/22。
「外国のパビリオンの申請がゼロ」と報道されたのが6/23。
(本来、申請もすべて完了し、各国に土地の引き渡しが始まっているはずのタイミング)

にもかかわらず、7/12の会見でも「タイプAで外国パビリオンを」と吉村知事は発言していましたが…

7/26の会見で態度が一変。
この国はどうも難しいんじゃないかっていうところをAタイプで押し切るのはちょっと」「56カ国全てが(自前で)やり切れる力があるのか。根性論ではなく、冷静に分析した方がいい」と真逆の発言とともに、外国政府に責任をなすりつけるような発言が飛び出しました。

万博の言い出しっぺであり、難工事が予想された夢洲に会場を押し込んだのは、松井氏
博覧会協会の、外国政府への説明や当事者意識の不足が指摘されていますが、博覧会協会で働く職員の多くは、大阪府や大阪市の職員。
ましてや吉村氏は、博覧会協会の副会長でもあります。
リーダーシップを発揮すべきだったのは、松井氏と吉村氏ではないでしょうか。

【本来のスケジュール】
・2022年中 建築確認申請など
・2023年4月 各国に土地の引き渡し、順次工事
・2024年7月 建築工事終了
(2021年3月1日 内閣官房 大阪・関西万博関係府省庁連絡会議資料より)

・ 各国が費用を負担して独自で建てる…「タイプA」
・ 万博協会が建てた施設を引き渡す…「タイプB」
・ 施設の一部区画を貸し出す…「タイプC」

目次

大阪万博建設 「間に合うのか」 建設業連合会長、工期に懸念<2023/6/22>

日本建設業連合会の宮本洋一会長(清水建設会長)は22日の記者会見で、2025年大阪・関西万博に関し「本当に(建設が)間に合うのか」と述べ、約1年9カ月後の開会に向けた工期に懸念を示した。…会場予定地は大阪市の人工島で「渡るための道路が1本しかない。貨物も一緒に使っており、そこで滞って(建設が)進まなくなる」。

https://mainichi.jp/articles/20230622/k00/00m/020/321000c

大阪・関西万博、新たな不安材料 外国展示館建設手続きゼロ<2023/6/23>

2025年大阪・関西万博に参加する海外の国・地域が、独自にパビリオンを建設するのに必要な許可を大阪市に1件も申請していないことが分かった。

https://nordot.app/1044942875516011350

【緊急リポート】万博関係者が口を開いた!「吉村知事の発言が急変したわけ」遅れるパビリオン建設めぐる3つの視点(その3)

(大阪府・吉村洋文知事 7月12日の記者会見で)
各国のタイプAのパビリオンがどういうものを表現したいのかをしっかりと表現しながらコストカット、より効率的に進めるためにどうするかを博覧会協会と国で協議して進めていくことだと。コストをいかに下げるかとか、工期を早めるだとか、技術的なやり取りはすると思うが、タイプBのやり方でするのではない。今の段階で間に合っていないということが決定しているわけじゃないから、その中であと2年弱スピード感を持って進めていこうというのが今の共通認識」

それが一転、7月26日に真逆の発言が飛び出したのである。 (大阪府・吉村洋文知事 7月26日の記者会見で)
この国はどうも難しいんじゃないかっていうところを無理やりAタイプでっていうのを押し切るっていうのはちょっとやめた方がいいんじゃないかなと思っています」

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e14984e3c6ea79e89b33b864863288602dae97b?page=3

大阪万博「海外パビリオン着工ゼロ」で開催危機…吉村知事は統一地方選の争点化を避けたのか

 海外パビリオンは、参加各国が独自性をアピールする万博の「華」だ。参加予定153の国と地域のうち、56カ国・地域が自前で建てる計画だが、着工に必要な大阪市への「仮設建築物許可」の申請はいまだゼロ。そのため、開催に間に合うのかと危ぶまれている。
吉村氏は「56カ国全てが(自前で)やり切れる力があるのか。根性論ではなく、冷静に分析した方がいい」と会見で強調。日本国際博覧会協会が整備するパビリオンへの転換を促す姿勢を示したが、「何を今さら」だ。パビリオンに携わる大手ゼネコン関係者はこう言う。 「前回のドバイ万博は猛暑対策のため、通常より開幕を半年遅らせた上、コロナ禍で1年延期。今回は海外勢の準備期間が1年半も短くなるというハンディを背負うのは皆、分かり切っていたはず。それでも参加国はノンキに構えていたので、国や大阪府・市、万博協会にせっつくようお願いしても、反応は鈍かった」

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a1466c63afaea2e17a55a5a0f7b8dfcfae5cfda

万博協会は「まともなやり取りできぬ」…業界の懸念放置・事務総長は「秘密主義」<2026/8/5>

大手ゼネコンが加盟する「日本建設業連合会」(東京)の幹部は昨年9月、万博協会を訪れ、「開幕に間に合わなくなりますよ」と遅れへの懸念を指摘していた。ところが、協会は「あくまで建設会社と各国の話」との姿勢を崩さず、積極的な関与を避けた。パビリオンの独自性に配慮して各国が計画を提示するのを待つ状態が続いた。協会が建設業者への発注代行という対策を参加国に提案したのは今年7月7日で、結果的に10か月「放置」された。

協会の石毛博行事務総長(72)は「(参加国には)準備期間が短いので、早く準備してくださいと口酸っぱく申し上げてきた」と説明するが、参加国の認識は異なる。

 タイプAを出展する国の担当者は「着工時期の期限は明示されず、『急いでほしい』という強いメッセージがあったとは受け止めていない。遅れの責任が参加国にあるかのような主張は理解できない」と訴える。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230805-OYT1T50130/
#大阪・関西万博

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