2024年10月の衆議院議員選挙に愛知5区から出馬している日本維新の会所属の岬麻紀氏が、公設第一秘書に銘じて他陣営のポスター剥がしを行っていたことがわかった。
文春オンライン2024年10月16日配信記事より引用する。
事務所関係者によると、岬氏は事務所ぐるみでライバルのポスターをはがす犯罪行為に及んでいる。今年6月前後に少なくとも4、5回、常習的に繰り返していたという。
❝犯行❞は実に堂に入っている。関係者の証言によれば、岬氏は自身のポスターも含め、ポスターが「多党貼り」されている現場を目ざとく見つけては「邪魔ね」「剥がして」などと発言し、事務所スタッフに行動を唆すのだという。
岬事務所はかつて週刊文春が報じたように「ほぼ休みなし」「土下座あり」の怒声飛び交うパワハラ体質の現場。岬氏の勘気に触れた事務所スタッフが相次いで退職に追い込まれるなど、苛烈な職場として知られる。秘書らはポスターを剥がすよう仄めかす岬氏の意向を汲まざるをえないという。
特に目の敵にされたのは、同じ選挙区の他党の若い女性候補。彼女のポスターを見かけると、岬氏はたちまち不機嫌になるのだという。
器物損壊罪に該当しかねないポスター剥がしが事実なのか、文春が岬氏を直撃すると「まったくわからないですけど~」と言い残して車に乗り込んでいったそうだ。しかし週刊文春は岬氏と秘書との間で交わされた犯行の指示を示すLINEのやり取りを入手しているとのこと。
岬麻紀氏のパワハラについては維新ペディア記事でも取り上げている。
岬氏といえば、2022年に公選法違反の疑いで告発された人でもある(嫌疑不十分で不起訴処分)。
大学の非常勤講師と選挙公報の経歴に記したが、それに虚偽の疑いがあるとして告発されたものだ。この時の岬氏といい、維新の対応といい、不誠実だったが、またしてもこの報道。維新のパワハラ体質が組織的な問題であることを示しているといえよう。