「すべての情報を公開する」と知事就任で宣言したにもかかわらず、記録も録音もしないまま、山下知事はいきなり公共事業の予算執行(2023年度)を停止しました。
議会が承認した予算を、何の議論もなく停止…。
「なぜ停止なのか」
事業担当職員の説明の記録も録音も、すべて禁止したのが山下知事。
記録がなければ、妥当かどうかの検証もできないのは当然だ。
山下知事の横暴な進め方に対し、奈良県議会は
「より丁寧な議論をするべきだった。執行停止で生まれた予算で県民生活への支援もなかった」
と、議会は2023年度の決算を不認定としました。
議会の決定に対し山下知事は、
「荒井前知事の与党。前知事時代の訳の分からない公共事業を復活して、利権を温存して欲しいみたい」と投稿。
本当に「訳のわからない公共事業」なのか。「利権温存」なのか。
議会が判断するために、まずは記録を出してはどうだろうか。
目次
ことの発端は山下知事が、すべての記録を禁止したまま、予算執行停止をしたこと
奈良県議会 昨年度の決算不認定 知事の予算執行停止めぐり<NHK2024/10/23>
山下知事が行った予算の執行停止の議論が十分ではなかったとして、賛成少数で不認定としました。
県の決算が不認定となるのは記録が残るここ30年で初めてだということです。
…
県議会は9月定例会最終日の23日、本会議で昨年度の一般会計の決算などを認定するか議論が行われました。
昨年度の一般会計の予算をめぐっては、山下知事が前の知事が進めていた大型事業などの見直しを進め、およそ72億円の執行を停止しました。
これについて一部の会派が執行を停止したことについて「より丁寧な議論をするべきだった。執行停止で生まれた予算で県民生活への支援もなかった」などと意見が出されました。
奈良県議会 昨年度の決算不認定 知事の予算執行停止めぐり|NHK 奈良県のニュース
【NHK】県議会は23日の本会議で、県の昨年度(令和5年度)の一般会計の決算などについて、山下知事が行った予算の執行停止の議論が十分ではなかったとし…