中条きよし参院議員 「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も

#違反・脱法行為
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日本維新の会の中条きよし参院議員が知人に対して1000万円を貸し付けた際に「年利60%」とする契約を結んでいたことがわかった。
専門家は出資法違反にあたる可能性を指摘している。元本1000万なら上限金利は15%であり、違法金利でもある。
中条氏と言えば過去に、国会質疑で自身のディナーショーや新曲のPRをして物議を醸した。次には未納年金が発覚したが、維新の会は処分しなかった。

人に貸付する余裕があるなら、年金も払えたのでは…?

追記:松井氏が代表時、比例で擁立した中条氏だが、さすがにかばいきれず、松井氏は「事実なら潔く辞職を」と勧告した。

追記2:藤田幹事長とともに取材に応じた中条氏は「金利は不記載」とし「事実無根」と主張。資産報告記載漏れの訂正にとどめた。藤田幹事長は記載漏れの訂正について「口頭での注意」のみ。
それら報道を受け、週刊ポストは「金利60%と書かれた契約書を確認済み」だと報道。(2024/5/8)

追記3:契約書を確認したとし事実無根と音喜多氏は主張
馬場代表は記者会見で「選挙(比例代表)で国民の審判を受けた。投票した市民に失礼だ」とし「コメントしない」と回答。全国比例の公認とした代表の責任はいかに?(2024/5/9)

目次

中条議員にまつわる問題

中条きよし議員にまつわる騒動は初めてではない。同氏は2022年4月の参議院議員選挙に比例区で立候補、初当選。同年11月に、国会質疑で自身のディナーショーや新曲のPRをして物議を醸した。次には未納年金が発覚。2023年3月にその額が313万であること、過去にさかのぼって未納分を納付する意向だったが、制度上、不可能であるため、党を通じて一定額を被災地などに寄付するとした。このとき、党は中条氏を処分しなかった。

そして2024年5月、今回の報道がだ。以下、NEWSポストセブンの配信記事を引用する。

年利60%で1000万円を貸し付け。出資法違反にあたる可能性も

日本維新の会の中条きよし・参院議員が知人に対して1000万円を貸し付けた際に「年利60%」とする契約を結んでいたことが、週刊ポストの取材でわかった。これについて専門家は出資法違反にあたる可能性を指摘している。同誌の2024年5月7日発売の同誌が詳しく報じている。

取材を受け資産報告書を訂正

5月1日になって中条議員は、参院事務局に対して資産報告書の貸付金を「なし」から「1000万円」と訂正することを届け出た。これは4月末に週刊ポストの取材を受けて資産報告書上の記載について対応したものだが、問題の本質は“高利貸し”行為にあると同誌は指摘している。  

中条議員から1000万円を借りているA氏は取材に対し、「中条さんにお金を借りたのは事実です。利息が高く、返済できていない」と証言。A氏関係者から取材班が確認した「金銭消費賃借契約書」には、貸主として中条議員の本名で署名・捺印がされたうえで〈利息配当は年60%とする〉と記されていたという。  

A氏によると「最初の何回かは利息分として現金で50万円を中条さんに支払いましたが、利息が高いので半分にしてほしいとお願いし、途中から25万円になった」という。その後、A氏と中条議員のやりとりの中で1000万円については未公開株につけかえられたが、その未公開株が上場せず、返済が滞っているとも明かしたそうだ。  

別の人物も年利60%で1000万円を借りていたという証言も

別の人物も中条議員から同じく年利60%で1000万円を借りていたという証言がある。金利60%という貸し付けについて、アディーレ法律事務所の長井健一・弁護士は次のように指摘している。 「日本の金利規制は利息制限法と出資法で上限が定められています。中条氏がもし複数人に対してお金を貸していた場合、『貸金業者』とみなされ、金利が年20%を超える契約を結んでいた場合は出資法違反となり、法刑は5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金又はこれらの併科となる。複数人に貸すなど反復継続の意思をもって貸し付けを行なっている場合は、貸金業の登録が必要で、無登録で貸金業を営んだ場合、10年以下の懲役もしくは3000万円以下の罰金、またはこれらの併科となります」  

中条議員は取材に対し、「弁護士に話をしています」と繰り返すのみだったが、説明責任を果たすべきではないかと同誌は指摘。5月7日発売の週刊ポストでは、貸し付けをめぐるさらなるトラブルの詳細や、1000万円の貸し付けの経緯、中条議員への直撃取材の一問一答、弁護士の回答などを詳報しているという。

借り入れの上限金利は、年15%~20%。元本100万以上は年15%が上限

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松井氏が代表時に擁立した中条氏に対し、辞職勧告する松井氏

松井氏は3日、Xに「当時代表は僕、国会議員になる前のお付き合いの中で金銭貸し借りだと想像するが違法金利はダメ、事実であれば中条さん、潔く辞職すべき」とポスト。中条氏は2022年の参院選比例代表で当選していた。まだ疑惑段階ながらも松井氏は責任があるとして、〝辞職〟の2文字で踏み込んだ格好だ。

 中条氏は国会議員に当選してから年金未納、委員会での新曲やディナーショーPRなどお騒がせを連発してきた。「馬場代表や松井氏が中条氏を参院選に擁立していた手前、問題を起こすたびに処分には頭を悩ませていたようです。今回の疑惑が事実ならば、完全に法に触れる話で、かばいきれない。自ら身を引くように引導を渡したのでしょう」(永田町関係者)

松井氏は「当時代表は僕、国会議員になる前のお付き合いの中で金銭貸し借りだと想像するが違法金利はダメ、事実であれば中条さん、潔く辞職すべき」とポストした。中条氏は2022年の参院選比例代表で立候補し、当時の党代表は松井氏だった経緯がある。

東スポWEB
中条きよし参院議員に松井一郎氏が通告「潔く辞職すべき」「違法金利はダメ」 | 東スポWEB 元大阪市長で、日本維新の会の前代表の松井一郎氏が3日、Xを更新し、出資法違反の疑いを報じられた...

藤田幹事長と取材に応じた中条氏は「事実無根」と反論

日テレNEWS NNN
【問われる資質】維新・中条きよし議員“年利60%”高利貸し報道を否定も…国会で新曲PR&年金未納 身内から諦...  「年利60%で1000万円を貸している」と一部週刊誌で報じられた日本維新の会所属の中条きよし参院議員(78)。中条議員側は「虚偽の事実」として記事を否定した上で、週刊...

「金利の話がありましたが、事実無根です。周囲や友人など、調べて頂ければいろいろ分かると思いますので」

 8日、国会内で日本維新の会の藤田文武幹事長と取材に応じた中条議員は記事の内容を完全に否定しました。

「保管している契約書の原本には、金利の欄は空欄となっていて、60%という金利の記載などはなく、記事が掲載される前に、中条議員からA氏には元本の返済のみを求めている」として記事の内容を否定し、週刊誌側への法的措置も検討していると説明しました。

藤田幹事長は「国会への資産報告の訂正」とし「口頭での注意」のみ

FNNプライムオンライン
「金利の欄は空白にしたまま」中条きよし参院議員 違法な高金利での貸付疑惑を全面否定 資産報告は1日に... 日本維新の会の中条きよし参議院議員が、法律に反する高利貸しの疑惑について、「事実無根だ」と全面否定した。中条きよし議員は、一部の週刊誌で、法律が定める金利を大幅...

日本維新の会・中条きよし参院議員「金利の話がありましたが、事実無根です。(金利を)もらう気もなかったので、どうぞ好きにといって空欄にしたままです」

一方で、国会への資産報告をしていなかったため、1日に訂正している。

維新の藤田幹事長は訂正について、「口頭での注意にとどめる」としている。

週刊ポスト取材班は「金利60%」と書かれた契約書を確認済みだが…

NEWSポストセブン
「高利貸し」疑惑に反論の中条きよし議員 「金利60%で1000万円」契約書が物語る“義理人情”とは思えない貸...  元演歌歌手で日本維新の会の中条きよし参院議員が、本誌・週刊ポストが報じた“金利60%で1000万円高利貸し”疑惑に反論した。中条議員は「金利の話がありましたけど事実無...

A氏は取材に応じ、「中条さんにお金を借りたのは事実です。利息が高く、返済できていない」と証言。取材班が確認した契約書には、貸主として中条議員の本名で署名・捺印がされたうえで〈利息配当は年60パーセントとする〉と記されていた。A氏は取材に対し、「最初の何回かは利息分として現金で50万円を中条さんに支払いましたが、利息が高いので半分にしてほしいとお願いし、途中から25万円になった」と説明した。

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「国民の審判を受けた」「投票した市民に失礼だ」とコメントしないとする馬場氏&「金利の記載はなかった」とし、記事は事実無根と動画投稿した音喜多氏

https://twitter.com/i/status/1788503846614082010/video/1
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