自民党の裏金問題について、馬場代表は本気で追及する気があるのだろうか。
馬場代表は
「政倫審を開くことに固執するよりも一般の国民が「政治をもう一度信頼してやろう」ということを実現していくところに、力を使っていくべき」
「証人喚問も証拠がなければやっても意味がない」
「我々がどこまで事実を究明できるかと考えれば無理じゃないか。」
と発言。
立憲の蓮舫議員が、X(旧Twitter)で
”「やっても意味ない」国会における行政監視機能を否定する維新。政治とカネ、納税者の立場に立った真相解明の放棄宣言ですか。”と指摘。
国会での監視機能を強化するよう提案するならともかく、
馬場氏は、国会の役割を果たす前に諦めるのだろうか。
馬場氏が言う「一般の国民が”政治をもう一度信頼してやろう”と思う」状態にするには、真相究明がされ、二度と同じことが起きないよう手立てがされてからだろう。
政倫審も証人喚問も「やっても意味がない」?
馬場氏発言録
「衆院の政治倫理審査会(政倫審)で、まだ疑惑がある自民党の議員44人の審査を求めると、我が党も賛成をしているが、44人の議員を順番に呼んで政倫審を開いても「もっと他にやることあるでしょ」というのが率直な国民の感想だ。政倫審を開くことに固執するよりも一般の国民が「政治をもう一度信頼してやろう」ということを実現していくところに、力を使っていくべきではないか。立法府でいろんなスキャンダルが起こったときに、事実関係を徹底的に究明することは非常に疑問視をしてきたし、限界もあるのではないか。立法府の一員である我々がどこまで事実を究明できるかと考えれば無理じゃないか。」
「自民救済党にしか見えん」維新・馬場代表、裏金事件めぐり政倫審も証人喚問も「意味ない」発言で批判殺到<SMART FLASH2024/5/11>
また、馬場氏は証人喚問についても、「証人喚問すれば偽証罪に問われるが、これも立証する必要性がある。どこが偽証なのかという証拠を持っていなければ、やっても意味がない」と否定的な見解を示した。
立憲民主党の蓮舫参院議員は同日、自身の「X」にこう書きこんだ。
《「やっても意味ない」国会における行政監視機能を否定する維新。政治とカネ、納税者の立場に立った真相解明の放棄宣言ですか。》
馬場氏は2月14日、党会合で、「裏金疑惑」で疑念を持たれている議員らが説明責任を果たしていないと指摘。2024年度予算案に関し、「政倫審の開催などが前に進む気配がなければ、審議に応じるのは難しい」と述べていた。