政令市である大阪市を廃止し、24区を合区し、
図書館やプールなどの二重行政をなくすとし、2度否決された大阪都構想。
横山市長が「都構想の代案」として、大阪市を4-5グループに分けるという意向を発表。施設の維持管理といった「事務の効率化」を図るというが、誰もが寝耳に水。
驚いた須藤市議が部局に確認したところ、部局としてまだ具体的に検討していない内容であることが判明した。
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都構想否決で、市民は大阪市の存続と24区の
大阪維新の会の看板政策「大阪都構想」の代案として、市内24区を4~5グループに分ける「ブロック化」の導入案を任期中にまとめる意向を明らかにした。都構想の3度目の挑戦については「白紙」とし、含みを持たせた。
約270万人が住む大阪市には全国の政令市で最多の24区がある。ほかの政令市に比べて各区の面積が狭い傾向があり、図書館やプールなどの公共施設が区ごとにあるのが非効率だといった指摘があった。
読売新聞2024/4/3「大阪市「4~5ブロックに」、都構想3度目挑戦は白紙…就任1年で横山市長」
維新は市を複数の特別区に再編する都構想でこうした課題の解決を図るとしたが、2度の住民投票で否決された。
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横山氏によると、ブロック化では大阪市を廃止せず、24区を残したままグループ分けする。ブロック内の各区長の中から選んだ「ブロック長」が市長と協議して防災、施設の維持管理、空き家対策といった各区共通の事務の効率化を図る。