音喜多氏は維新の改革案として「少子化対策のために後期高齢者制度の見直し」を行うとし、財源は後期高齢者の窓口負担を1割から3割とすることで財源を生み出すと発表。
3割負担にすることで
「歳出の抑制効果や、受診頻度など行動変異を促す。単純計算以上の効果がある。医療資源の選択と集中を適正化していく。」との説明。
一方、「財源論だけでなく医療の質を高める。高齢者のQOLを高めることにつながる。」
とするもののその根拠は「過度の受診で健康になるわけではない。」というのみ。
ただでさえ少ない年金から3割負担となると、病院に行くべき人が行けなくなるリスクには触れなかった。
資力*に応じて「高額医療費制度」の見直し、
終末医療は、「尊厳死法」の制定も聖域なく検討し提案していく。
過去に維新候補者*だった長谷川豊氏は「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!」と主張し炎上したが…
「自業自得の高額医療分は、実費負担にさせよ!無理ならそのまま殺せ!」
「自業自得の難病患者は、実費負担か尊厳死させよ!」
という空気が広まるだけでは…?
誰もが老い、病気になる可能性がある。いざという時の健康保険が頼りにならなければ、民間の医療保険が必須になってしまうだけ。
財源を言うならば、カジノや万博より、震災復興や医療費に充ててほしいものだ。
※長谷川氏の発言は2016年。翌年2017年衆議院議員選挙千葉1区(比例南関東ブロックで重複立候補)で、日本維新の会公認で出馬し、落選。
※「資力」とは、事業を始めるときなどに必要な資金を出せる能力や財力のことを指す。資力基準は、手取り月収や家族構成、資産額によって異なる。
※三浦瑠璃氏は維新の3割負担の医療改革を「筋がよい」と評価。「収入は低いが資産がある」高齢者、つまり医療費が払えずとも家という資産がある。医療費のために家を売ればよいという前提の制度であることを「家を売るのは辛いでしょうが」と示唆している。
高齢者窓口3割負担で少子化対策財源確保 日本維新の会の改革案<テレ朝2024/3/5>
日本維新の会は少子化対策の財源を確保するため、高齢者の医療費の窓口負担を現役世代と同じく3割にすることなどを盛り込んだ改革案を発表しました。 音喜多政調会長 「我々は若い世代の手取りを増やす、社会保険料の負担を減らすことこそが最優先で行うべき少子化対策だと思ってますので、これはまず後期高齢者医療制度を見直すことで実現をしていく」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbd102c7139ddb71728f64d3b2b39de4d2a12977
・・・
具体的には、年齢や所得に応じて1割から3割となっている高齢者の窓口負担を現役世代と同じく原則3割にするとしています。 一方で低所得者に対してはマイナンバー制度を活用した還付制度を設け、負担額を軽減することを盛り込んでいます。
過去に維新候補者は「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!」と主張。
難病支援団体や障害者団体は尊厳死の法制化に反対
2012年、尊厳死法案が国会に上程されようとした時、「尊厳死の法制化を認めない市民の会」が立ち上がりました。日本では、法制化を推進しようとしている流れに尊厳死協会がつき、法制化を阻止しようとしている流れに障害者団体がつくという図式が見られるのが、大きな特徴です。