相次ぐ維新議員の離党。胡摩窪(ごまくぼ)亮太 池田市議の場合

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まずはこちらのポストをご覧いただきたい。

胡摩窪(ごまくぼ)亮太池田市議が大阪維新の会を離党したことを報告する、2024年2月8日21:40 たきざわ智子氏のポストだ。たきざわ智子氏は現職の池田市長であり、大阪維新の会池田支部長。党務も政務も混同して発信するのが維新の大きな(通常あってはならない)特徴だと言える。

このところ、維新議員の離党はあちこちで起きている。2023年11月の長崎市議会議員3名が党から総支部執行部からパワハラを受けたと会見、離党に踏み切ったことが記憶に新しい。

さて、今回の場合、たきざわ氏から何が起きたのかという説明もなく、胡摩窪氏本人の弁も見当たらなかった。同氏のX(旧Twitter)のポスト @GomakuboRyota はそもそもの発信履歴もなく機能していない状態。今も大阪維新の会公認と表示が出たままだ。

維新ペディアでは事態を注視していたが、たきざわ氏のポスト2月8日の約半月後、AERA.dotで2月21日、今西憲之氏がこの件について記事を書かれたので、こちらの記事から引用する。

目次

ごまくぼ亮太氏は箕面市在住で池田市議選に出馬?

2023年、春の統一地方選で初当選したばかりの胡摩窪氏について 「箕面市に住んでいるのに、なぜ池田市議選に出馬するのか」 という情報が寄せられたのは、統一地方選と同じ時期だったという。

胡摩窪氏が池田市議選に立候補した際、市選挙管理委員会に届け出た住所は池田市にある賃貸マンション。記事を書いた今西氏が2023年6月から30回以上、このマンションに足を運んだというが、本人の姿を見ることもなければ、インターホンの返答もなく、周辺に本人が日常使っている白い乗用車も見かけなかったという。

やがて今西氏は「胡摩窪氏が箕面市の一戸建てに住んでいる」との情報を得て、その住宅を訪ねると、胡摩窪氏の白い乗用車が駐車していたとのこと。しかし一戸建てなのに表札がない。近所の人に聞くと 「ご夫婦とお子さんでお住まいですよ」 。池田市議会のホームページにある胡摩窪氏の写真を示しながら 「この人が住んでいますか?」と尋ねたところ「この人とそっくりですね。けど、胡摩窪という名前ではなく、〇〇さんですよ。もう1年以上前からいるんじゃないかな」という返答を得ている。

胡摩窪氏が、届け出ている池田市のマンションに住まず、箕面市に居住しているとなると、公職選挙法に抵触する可能性がある。  

同法では、市町村議会の議員に立候補するためには 〈引き続き三箇月以上市町村の区域内に住所を有する者〉などの要件を満たす必要があると規定されているからだ。

2023年12月5日、池田市議会が終わった後に今西氏が胡摩窪氏に今朝、箕面市から市議会に出向いたことを確認、肯定したので 「池田市には住んでおらず、箕面市に住んでいるのではないか」と尋ねると 「彼女の家と池田市のマンションを行き来している」 という返答。「池田市のマンションに30回以上行った。朝昼晩と行ったこともあるがインターホンで返事があったことは一度もない。池田市に居住実態はあるのか」と重ねて尋ねると、突然、胡摩窪氏は激怒、 「警察行きましょ。それプライベートなことや。警察呼びますわ。来てください」と声を荒げたそうだ。

警察に行くのかと思いきや、胡摩窪氏は池田市役所に向かい(市役所の向かいが大阪府警池田署)「同じ維新だから」  と瀧澤智子市長を伴って現れたという。私は瀧澤市長に胡摩窪氏とのやりとりを説明して 「警察を呼ぶなら、早く呼んでください」と瀧澤市長に求めた。

横から胡摩窪氏は「威圧的に質問したのは、脅迫、名誉棄損だ」などと繰り返したという。今西氏は公職者の居住実態を尋ねただけだ。すると、秘書課の職員4人ほどが立ち上がって、今西氏を取り囲むように近づいてきたという。

池田市では2020年秋に、当時の冨田裕樹市長が市役所内に家庭用サウナなどを持ち込んだことが問題となり、「サウナ市長」の名前が全国で知られる事態になった。その際も筆者は池田市の副市長らに取材をしたが、取り囲まれるようなことはなかったそうだ。

「こういうやり方は、マスコミ、記者に圧力を加えているのではないか」 「私の取材が威圧的というなら、早く警察呼べばどうなのか」と胡摩窪氏と瀧澤市長に訴えると「いや、威圧的ではなかった。警察は呼びません」と、なぜか胡摩窪氏は態度を変えたという。

「大阪維新の会を離党しました」胡摩窪氏は、2024年1月になって維新を抜けて無所属となった。瀧澤市長も前述のように、X(旧ツイッター)で報告をしている。維新ペディアも不可解に思ったように、今西氏も「離党という重大な問題なのに、具体的な理由については一切触れていない」と疑問を書いている。

記事によれば、池田市議の一人が、こう話したそうだ。 「胡摩窪氏が居住実態のことでAERA dot.さんに直撃取材されて、あたふたしていたという話はすぐに市役所内で広がった。以前から出ていたウワサでしたが、あの慌てぶりから本当だったのかと思った。それ以外にも維新の中でトラブルを起こして離党に追い込まれたと聞いている」

AERA.dot 2月21日、今西憲之氏執筆記事より引用

何が起きたのか。説明責任は本人と大阪維新の会にある。

市民による住民監査請求

2024年5月20日、やっぱりパンダが好き氏、ポストマン氏による住民監査請求が行われた。維新ペディアも注目し、経過について記していきたい。

更に2024年6月4日、夜光猫氏が池田市議会に対し、ごまくぼ亮太市議の居住実態に関して、市議会で実施した調査結果を公開することを求める請願を提出したとの発信。維新ペディアも注視していきたい。

夜光猫氏が提出された請願が賛成多数に。本請願は6月24日(月)の市議会本会議に提出され、全市議による最終的な採決が行われるとのこと。夜光猫氏の発信を追記する。

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