兵庫県の斎藤知事、「風向きを変えたい」と元局長を早期処分するよう指示。人事当局が「公益通報の結果が出るまで処分を待ったほうがいい」と進言するも受け入れず

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兵庫県の斎藤知事のパワハラおねだり等の内部告発に対し、告発した元局長を早期に懲戒処分するように指示していたと百条委員会で職員が証言した。

人事当局が「公益通報の結果が出るまで処分を待ったほうがいい」と進言するも受け入れず。

『懲戒処分をすれば、自身に対する批判の風向きが変わるのでは』という目的で、元局長を早期処分するよう指示していたという。

公益通報はまさに「公益」のため。ハイリスクノーリターンで告発した元局長にはなんのメリットもない。
にも拘らず、自分への批判をかわすために、内部告発した職員を懲戒処分し、逃亡を図るとは…
組織のトップとしてあるまじき姿だろう。

目次

兵庫県知事、元局長を早期処分するよう検討指示 公益通報直後に<毎日新聞2025/8/25>

元県西播磨県民局長の男性(7月に死亡)が県の公益通報窓口に通報した直後の4月中旬、知事が元局長を早い段階で懲戒処分できないか検討するよう人事当局に指示していたことが判明した。県議会の調査特別委員会(百条委)が非公開で実施した証人尋問で職員が証言した。

8月23日の証人尋問では、人事当局が「公益通報の結果が出るまで処分を待った方がいい」と進言したが、知事ら上層部が受け入れなかったとの証言があったことが分かっている。

 百条委の委員によると、この進言は4月上旬にあったが、同月中旬に当時の総務部長が人事当局に「懲戒処分を急ぐのは知事の政治的判断だ」と公益通報の調査結果よりも、懲戒処分のための内部調査を優先するよう指示していたことが新たに判明した。

証人尋問では、当時の総務部長が処分案を決める会議(綱紀委員会)でも県幹部3人から公益通報の調査結果を待つよう進言されたが、弁護士の見解を得ているとして「問題ない」と発言したことも明らかになった。こうした趣旨の証言をした職員は、処分を優先させた理由について「『懲戒処分をすれば自身に対する批判の風向きが変わるのでは』と知事が言っているのを聞いた」とも説明したという。

毎日新聞
兵庫県幹部、知事の意向で元局長の処分急がす 通報の調査結果待たず | 毎日新聞  兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、告発文を作成し公益通報もした元県西播磨県民局長の男性(7月に死亡)の懲戒処分につい...

公益通報した個人のメリットはなにもないハイリスクノーリターン。やむにやまれぬ正義感から。それを台無しにした。

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