名誉棄損で大石議員を訴えるも、橋下氏敗訴。「橋下氏がマスコミにDV、服従させていた」と事実認定。証人も本人も出廷せず、スラップ訴訟か。

#維新ペディア
  • URLをコピーしました!

橋下徹氏が大阪府知事時代、マスコミに対して

「気に入らないマスコミをしばき、気に入らない記者は袋だたきにする」
「あめとムチでマスコミをDVして服従させていた」


と話した大石あきこ衆院議員に対し「名誉棄損」として訴えた橋下氏の請求を大阪地裁は棄却。
「大石氏の発言は事実」と認定されました。(大石あきこ衆院議員は、元大阪府職員)

敏腕で著名な弘中弁護士も
「この裁判ってのは原告は橋下徹氏なんですよね。普通の裁判で原告側が誰も証人出さない、本人も出て来ないっていうのはあんまりないケースです。」
「”番組に出演しないとは言ったけど取材拒否はしてない”って、本気で通ると思ってるんですかね。」と手厳しい。

表現の自由は最大限に保障されなければならない」と言いながら、橋下氏は「元ツイではなく、取り消したリツィートをしたフリージャーナリスト」に提訴した過去もある。

本人も証人も出廷しなかった今回の裁判。これは、橋下氏による「スラップ訴訟」ではないのか?

スラップ訴訟とは
嫌がらせ等の目的で法律上認められないことが明らかな訴訟を提起することです。言論や運動を威圧する目的、経済や時間や労力的に消耗させる目的、見せしめにする目的等で用いられることがあり、社会的にも問題となっています。

目次

「大石氏の発言は真実であり、不法行為は成立しない」として請求を棄却<毎日新聞2024/1/31>

判決によると、日刊現代は2021年12月、政治家時代の橋下氏の報道対応について大石氏が「気に入らないマスコミをしばき、気に入らない記者は袋だたきにする」「あめとムチでマスコミをDV(ドメスティックバイオレンス)して服従させていた」と話すインタビュー記事を「日刊ゲンダイデジタル」などに掲載した。

小川裁判長は、橋下氏が自らの意に沿わない報道や質問をした記者を繰り返し批判し、取材を受けない可能性を示唆していたと指摘。「大石氏の発言は橋下氏の社会的評価を低下させる」としつつ、「重要な部分について真実であり、意見や論評の域を出ないため、違法性を欠く」と結論付けた。

毎日新聞
橋下徹氏への名誉毀損認めず、大阪地裁 れいわ大石氏の記事巡り | 毎日新聞  日本維新の会を創設した橋下徹・元大阪府知事が、れいわ新選組・大石晃子共同代表(衆院議員)へのインタビュー記事で名誉を毀損(きそん)されたとして、記事を掲載した...

弘中弁護士「証人出さない、本人も出ないっていうのは普通ない」「番組出演しないが取材拒否するとは言ってない?NHKへの威嚇に決まってる」

どうも弘中です。お疲れさまです。この裁判ってのは原告は橋下徹氏なんですよね。普通の裁判で原告側が誰も証人出さない、本人も出て来ないっていうのはあんまりないケースです。ですから極端に言えばこの裁判、大石さんが出なくてもそこで終結もできたぐらいの事件なんですよね。

そもそもこの事件って非常におかしな事件なんで、

反対尋問をやってもらってむしろ良かったと思うんですよね。問題がはっきりしちゃったわけですよ。

例えばね、向こうが問題に出したのはNHKに対して遅刻したと怒られたから『俺は番組には出演しないと言ったけど取材拒否するとは言ってない』ってわけですよ。

でもNHKに対して番組出演しないって言ったらですね、それはNHKに対する威嚇に決まってるじゃないですか。

それをね、番組出演しないとは言ったけど取材拒否してないと言ったから威嚇してないっていうのがね、本気で通ると思ってるんですかね。

それからね、向こうの弁護士が言ってましたけどね。大石さんの挙げてるのはですね橋下氏がやったのは4つしか言ってないと。

4回悪いことしたのは確かに書いてあるけど5つ目は書いてないって言うんですよ。

普通ねえ、刑事事件でも2回3回起こしたらですね、常習って言われますよ。それで俺は4回しかしてないんだっていうことをね、公然と言うというこの神経がね、大したもんだと思いますけどね。

だからそういう意味で、反対尋問、主尋問、両方やって、いかにアメとムチで不当にマスコミをDVして服従させたかというのはよく分かったと思います。

大石あきこ(れいわ新選組 衆議院 ...
橋下徹VS大石あきこ 証人尋問&記者会見 みなさん、こんにちは。大石あきこです。 10月27日(金)に、橋下徹VS大石晃子の裁判期日がありました。この日は大石本人が証言台にたっての証人尋問がありました。

この裁判の橋下氏側の主張のおかしさを、弘中弁護士が解説(動画)

元ツイには訴えないのに、取り消したリツィートに提訴。維新に批判的なフリージャーナリストを、名誉棄損で訴えた橋下氏

橋下徹「1回のリツイートを訴えた理由」フォロワー10人でも名誉棄損が成立

僕が訴えた理由は、岩上氏が「橋下知事は府職員を自殺に追い込んだ」という他人のツイートをリツイートしたことによる。岩上氏は一定の期間の後、そのリツイートを取り消していた。そして、岩上氏は「リツイートしただけなのに(しかも取り消し済み)、抗議や言論による反論なくいきなり訴えるなんて、言論を委縮させる不当訴訟だ」というような反論をしている。

自由で民主的な国家においては、表現の自由は最大限に保障されなければならない。表現活動を規制したり、表現活動にプレッシャーをかけたりすることは、表現活動を委縮させるので細心の注意を払わなければならない。これは当然の前提だ

だからツイッターの世界では10人のフォロワーというと、物凄く狭い、特定の仲間内での話のような気がするけど、法律上の名誉棄損は、10人相手に情報発信しても十分責任を負わされる。むしろリツイートによる拡散力を考えると、10人のフォロワーに対するツイッター情報発信の方が、これまでの紙や口頭での情報発信よりもきっちりと名誉棄損の責任を問わなければならない。ましてや数万人、数十万人のフォロワーがいる場合には、かなり重い責任を負わさなければならない。

PRESIDENT Online(プレジデントオ...
橋下徹「1回のリツイートを訴えた理由」 フォロワー10人でも名誉棄損が成立 手軽に情報発信できるツイッターだが、1度のツイートで他人に大きな被害を与えてしまうおそれもある。ジャーナリストの岩上安身氏を訴えた事例をもとに、橋下徹弁護士が「...
#維新ペディア

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてくださいませ。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次