吉村知事、囲みで場当たり的な言動を指摘され、新聞記者を恫喝していた

#嘘・デマ・印象操作
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不適切会見や記者恫喝は維新首長たちに度々、起きた。在阪の報道は、よく維新と昵懇だと言われがちだが、この時に吉村知事の嫌がらせに屈さず、質問を重ねた記者を忘れてはならないと思う。

ジャニーズ会見が問題視されている今、松井一郎氏がいかにも自分たちは民主的に会見を進めているかのような発言。維新ペディアではこちらを記事にした。まずはこちらをお読みいただきたい。

会見での記者恫喝は、松井元市長だけではない。

2022年2月22日、吉村知事の囲みでのこと。囲み、会見書き起こし、開示請求などで活躍している沙和さんのX(旧Twitter)ポストから引用する。長いが、たいへん重要なので、是非、ご覧いただければと思う。

大阪でコロナ感染、死者の多さの要因として「若者と高齢者の距離の近さがあるという見方がある」とこの前日、吉村知事が 発言。これについて毎日新聞記者が「端的にどなたが発言されたのか?」と質問。「専門家が第4波の時に言った」と答えたものの、「どなたが?」と問われても、吉村知事は回答できず。

吉村知事はよく「僕の肌感覚」「僕の意見」を言うことで知られている。結局ここでも、専門家の見解もあるかのように発言しても、その根拠も示せず、吉村知事の思いつきで言っていることが浮き彫りになっている。この記者はこう続ける

『我々府庁に居る記者からすると、担当部局に質問をして「知事の考え方・発言が何を念頭に置いているのか分からない」という返答が返ってくるとか、「公式見解でない」という見解がくるのは、よく“あるある”の光景ではあるが、やはり組織のトップとして発言されているので、通常は組織の考え方、知事の考え方は府の考え方だと認識されるものだと思う。 庁内のコミュニケーションをもう少し丁寧にされていくべきではないか』

これも有名な話だ。テレビでの吉村知事会見で府の職員が初めてその方針を知ったり、府民が府に問い合わせをしても、それが府の方針ではなく、全く調整されていない話だったりすることは、維新以降の大阪の「あるある」なのだ。

ジャニーズ会見でもトーンポリシング発言に拍手をした記者たちがいたことが問題になった。この場でも「知事のお考えを聞きたいです」とせっかく確認したことを有耶無耶にしようとしたり「自分は知事のお考えを聞きたい」という発言が出ている。

吉村知事は毎日新聞記者が囲みを邪魔したかのような態度を見せ、他社の記者たちもそこに抗議すらしない。吉村知事は「知事としての考え方を言うときに、部局で組織として形成されていない意見でも、知事としてこう考えるということは当然あり得る話で、毎日新聞のやり方で言うと、この知事会見は要らなくなると思う」などと居直った。

吉村知事がコロナ禍でテレビに出続けて、特に選挙前に積極的に出演してコロナ対策の大きな構想について熱弁をふるうことがあった。しかしそれは府では調整されてもいず、結局のところ話すだけで終わったり、当初の内容と実態がまるで違うものになっていた。これはリテラが記事にしている。

「テレビでの無根拠かつ無責任な発言を見逃さず、怯まず追及をおこなった毎日新聞の記者は、当然ながらジャーナリストの責務を果たしたと言える。一方、責務を果たそうとする記者に加勢するどころか、吉村知事の放言を看過し、「知事の考えは聞きたいです」などと尻尾を振る記者たちの姿の情けなさ、醜さはどうだ。あらためて、大阪の悲惨な現状の背景には、吉村知事の共犯者たる在阪メディアの罪があると言わざるを得ないだろう」(記事より)

この記事では、ジャーナリスト松本創氏の発信を引用。吉村知事のやり口が橋下徹氏と酷似していることも指摘している。

コロナ死者がなぜここまで多いのか、場当たり的な吉村知事の思いつき発言、府の調整がまるでなされず、知事に振り回されている感すら伝わることに関連がないとは思えず、多くの大阪府民が胸を痛め、怒りを覚えていた。そこについて厳しく追及した毎日新聞記者を忘れてはならないと思う。

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