日本維新の会の池下卓衆院議員(大阪10区)の後援会が、父親から事務所の無償提供を受けたのに政治資金収支報告書に記載していなかったことが、2022年1月「週刊文春」により報じられました。
後援会は父親から上限の年間150万円の寄付を受けており、これに事務所の家賃相当額を加えると、父親からの寄付が上限を超えることになります。
ところが、大阪地検特捜部に不起訴処分とされます。なお不起訴の理由は明らかにしていません。
維新新人・池下卓議員に違
法献金の疑い 〈週刊文春 2022年1月13日号〉
日本維新の会の池下卓衆院議員(46)が、自身の父親から地元事務所の無償提供を受けているにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載していないことが「週刊文春」の取材でわかった。政治資金規正法違反(不記載)の疑いがある。
さらに、この不記載は、父親から個人献金の上限を超えた寄附となる可能性が高く、別の政治資金規正法違反(同一の者に対する寄附の制限)の疑いもある。
池下氏の政治団体「池下卓後援会」の収支報告書によれば、元高槻市議会議長の父・節夫氏が2017年から2020年にかけ、個人献金の上限額である150万円を毎年寄附。さらに、池下氏は池下卓後援会や、自身が代表の政党支部「日本維新の会高槻三島支部」の事務所を、節夫氏が所有する自宅敷地内(土地の一部は池下氏の母が所有)に置いてきた。
https://bunshun.jp/articles/-/51246
恒久的絶対平和さん 〈X〉
https://x.com/japasiaearth/status/1479392242125381633?s=20
維新・池下氏の後援会、事務所の無償提供を収支報告書に記載せず〈朝日新聞 2022/1/6〉
日本維新の会の池下卓衆院議員(大阪10区)の後援会が少なくとも2018~20年の3年間、池下氏の父親から大阪府高槻市の事務所を無償提供されていたにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載していなかった。
政治資金規正法によると、個人から政治家個人への事務所の無償提供は収支報告書に記載する必要はないが、池下氏から後援会への無償提供については家賃相当額を寄付として記載しなければならない。
後援会は父親から同法が定める上限の年間150万円の寄付を受けており、仮に事務所の家賃相当額を足せば父親からの寄付は上限を超えることになる。
https://www.asahi.com/articles/ASQ1661J7Q16PTIL00S.html
ポストマン 開示請求クラスタさん 〈X〉
https://x.com/postmankaiji/status/1703568171415089460?s=20
※池下卓氏の父も祖父も元高槻市議会議員
- 父 池下節夫氏(元高槻市議会議長)
- 祖父 池下佐一郎氏(元高槻市議会議員)
維新の池下卓氏らを不起訴 大阪地検特捜部 政治資金規正法違反容疑 〈朝日新聞 2022/11/30〉
日本維新の会の池下卓衆院議員(大阪10区)の後援会が、池下氏の父親から事務所の無償提供を受けたのに政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、大阪地検特捜部は30日、政治資金規正法違反の疑いで告発された池下氏らを不起訴処分とした。不起訴の理由は明らかにしていない。
https://www.asahi.com/articles/ASQCZ6HZSQCZPTIL00N.html