維新の会が万博開催後の夢洲・会場跡地に描く未来「国際医療拠点」とは

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「2025年大阪・関西万博の閉幕後、会場跡地を国際医療拠点にする方針」を正式に固めたと報じられました。
大阪府では、これまでも「夢洲における国際医療のあり方研究会議について」会議で議論されており、そこからはアンジェス・森下竜一の提案であることが分かる資料も見つかります。
この事業は誰にとって益となる事業なのでしょうか?大阪府民のためでしょうか?あるいは、日本に必要な事業でしょうか?陰で事を進められてしまわないように、有権者の目を光らせておかねばならない話題の一つではないでしょうか。

目次

情報源

万博パビリオン、国際医療拠点として活用へ〈読売新聞 2023/6/23〉

大阪湾の人工島・夢洲(大阪市此花区)で開催される万博で、府と大阪市が医療や健康をテーマに出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」の建物の一部を活用する。
 万博後も理念を引き継ぐことを目指し、府と市はすでに府内の病院長らでつくる研究会議を設置し、夢洲に医療機関を開設する場合のあり方などを検討。研究会議は「国際医療貢献の視点から、高度な医療機関へ患者をつなぐゲートウェー(玄関口)機能を整備することが妥当」との意見を取りまとめた。
 外国人患者を一元的に受け入れる窓口は全国的にも珍しく、府内では一部の医療機関が個別に対応しており、府はニーズがあると見込む。

万博パビリオン、国際医療拠点として活用へ…吉村知事「先端技術と外国人をつなぐハブ施設に」:地域ニュース : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

夢洲における国際医療のあり方研究会議について〈大阪府HP〉

https://www.pref.osaka.lg.jp/tokku/tokku-all/iryo-arikata.html

主に提供される医療

夢洲での入院治療で完結するような計画ではなく、長期入院を要する患者は大阪府内の医療機関等に繋ぐこととし、夢洲の病床の回転率を上げたいという方向性で話が進められていました。つまり、その分大阪府民のために使用できる病床は減ってしまう未来が描かれているのではないでしょうか。

7月時点の会議では、主なターゲット層は中国人富裕層に絞られている様子でしたが、
10月にとりまとめられた資料を参照すると、中国からのインバウンド客が多数を占めていた状況が変わる可能性があるからと、より幅広く国際医療の観点を持つべきと話が進展しています。

外国人患者とのコミュニケーションを円滑にするため、府は外国人医師にも勤務してもらいたい考えだ。
外国で医師免許を取得した人は、日本語能力の認定を受けた上で、医師国家試験を受験する必要がある。府は国家戦略特区を活用し、夢洲で働く場合は、英語で医師国家試験を受験できるようにしたいとする。

万博パビリオン、国際医療拠点として活用へ…吉村知事「先端技術と外国人をつなぐハブ施設に」:地域ニュース : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

と報じられていますが、資料からは会議参加者によって意見が割れている様子が伝わってきます。

今は動画は公開されておらず確認不可ですが、会議でも実際に議論されていました。

(これを機に、規制緩和を進めたい人物でもこの会議には紛れこんでいるのでしょうか?)

とりまとめ資料には、

とありますが、国内未承認薬に関する部分を参照すると、

令和4年7月の議事要旨

令和4年9月の議事要旨

と、「日本の医療を求めて」来日する方が対象なのだから、日本で承認されている薬で十分ではないかという意見もあったことが窺い知れます。

以前、大阪府では新型コロナウイルス対策本部会議にてスマートシティ部長の提案という形で『看護師が80人足りない…それなら、海外から派遣して貰えばどうか?』『南半球は感染が落ち着いている。オーストラリアは抑え込みに成功している』と具体的に大阪市の姉妹都市・メルボルンに目星をつけ検討された過去があります。

note 第25回開示請求 オーストラリアに看護師の派遣要請!? 沙和さん

https://note.com/sawa_osaka/n/nf61ac4b567cf

Twitter

恒久的絶対平和さん
RyuRyuさん

吉村知事がブチあげた「日の丸ワクチン」 大阪の創薬ベンチャーは株価高騰で巨額資金調達 〈日刊ゲンダイ 2021/12/21〉

アンジェスを持ち上げていた吉村知事や、すぐにでもワクチンが実用化するような思わせぶりな発言を各種メディアで繰り返していた同社創業者で大株主の森下竜一・大阪大学大学院寄付講座教授に批判の声が上がっている。」「実は、アンジェスは「DNAワクチン」を巡る株価高騰で100億円を超えるカネを手にしている。万年赤字のアンジェスは、銀行融資などは受けられず、増資などで資金繰りをしていた。アンジェスが株式市場関係者から「創薬ではなく株券印刷が本業」と揶揄されるのはこのためだ。

吉村知事がブチあげた「日の丸ワクチン」 大阪の創薬ベンチャーは株価高騰で巨額資金調達|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)

参考:アンジェス株

2020年3月5日  共同開発のリリースを受け、出来高が急増
2020年4月14日 吉村知事「早ければ7月に治験を始め9月に実用化、年内に10万~20万人に接種する。これは絵空事ではない」
2020年5月21日 「COVID-19に対するワクチン開発」に採択
2020年6月17日 吉村知事「国の認可を得るのは、2021年の春から秋にかけてになります」
   最高値:2492.0円
2021年11月5日 最終段階の治験を断念「治験で十分な効果を得られず」
2022年9月7日 アンジェス  臨床試験中の新型コロナワクチンの開発中止を発表

吉村知事肩入れも大失敗「大阪ワクチン」森下教授が万博総合P、その顧問企業が最上位スポンサーに 〈2022/10/14〉

吉村知事がさんざん大言壮語を繰り返しながら大失敗に終わったワクチンの責任者が森下氏というわけだが、この森下氏は大阪万博にも食い込んでおり、2021年2月には「大阪パビリオン推進委員会」の総合プロデューサーに就任している。

大阪万博に東京五輪と酷似疑惑! 吉村知事肩入れも大失敗「大阪ワクチン」森下教授が万博総合P、その顧問企業が最上位スポンサーに |LITERA/リテラ (lite-ra.com)

森下竜一氏は、安倍晋三・元首相の「ゴルフ友達」としても知られた人物。第二次安倍政権時には「内閣府規制改革会議」委員に選ばれていた。

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